【特別コラム】集中連載⑮タワマンに「一難去ってまた一難」|細野透(建築&住宅ジャーナリスト)

2020年2月22日 07時30分
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 2019年10月12日の夜、台風19号の大雨により多摩川が一気に増水。その影響で多摩川を流れる水が排水管を逆流して、武蔵小杉駅周辺の低地に噴出。さらに、タワーマンションの地下に浸水して、機能不全の状態に追い込んでしまいました。  そのタワマンの名前は、「パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー(地下3階・地上47階、総戸数643戸、2008年竣工)」です。  浸水を許してしまった1つの原因は、「建築基準法に適切な条項がなかったこと」とされています。  そのため国交省住宅局建築指導課は同年11月に、「建築物における電気設備の浸水対策のあり方に関する検討会」を組織。2...
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