【不動産ニュース】三菱地所 有楽町エリア再構築に向けソフトづくり|R.E.port
2020年2月14日 09時22分
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 三菱地所(株)は14日、社内起業家のアイディアを形にするワーキングコミュニティ「有楽町『SAAI』WonderWorkingCommunity」(以下、「SAAI」)を、「新有楽町ビル」(東京都千代田区)10階に開業する。  2019年12月2日に、有楽町エリア再構築に向けた先導プロジェクトとして始動した有楽町「Micro STARs Dev.(マイクロスターズディベロップメント)」の一環。「街の輝きは人がつくる」をコンセプトに、次の時代を担うスターが生まれる“仕組み”の構築を目指すプロジェクトで、人の活動をまちづくりの中心に据え、クリエイティブな人材と企業で働く多彩な人材の交流を促し、新しい仕組みやソフト的な取り組み等を推進していく。「Micro STARs Dev.」は、1月24日に発表した大丸有エリアにおける20年以降のまちづくり、有楽町エリアおよび常盤橋エリアを重点的に整備・建て替えを推進する「丸の内NEXTステージ」の取り組みの一つでもある。  同施設は、「人」「個」にフォーカスし、社内起業家(イントレプレナー)やその候補となる人々をメインターゲットに、多彩な人材を集め、掛け合わせることで新しいアイディアの誕生や社会への実装をサポート。スタートアップをサポートするアクセラレーターの(株)ゼロワンブースターが運営する。さまざまな事業化支援プログラムを提供し、アイディアをプロジェクト化していく仕組み(「STUDIOシステム」)を導入。多種多様なイベントを開催し、人と人をつなぐ仕組みとして、コミュニティマネージャー(BARスペースやキッチンスペースで会員同士の交流を促す「チーパパ&チーママ制度」)も採用した。  「SAAI」で生み出されたアイディアは、同じく「Micro STARs Dev.」の一環で、19年12月3日に開設した多機能型市場「micro FOOD IDEA MARKET」(マイクロフードアンドアイディアマーケット)を実証の場に、両施設連携してビジネス化を検討していく。  固定デスク会員(6万円)、フリーデスク会員(2.5万円)、コミュニティ会員(1万円)の他、新規事業開発プロジェクトチーム向けの集中プログラム(プロジェクト会員)を用意。現時点での会員数は約140人で、最大500人程度を想定している。  同施設は、JR「有楽町」駅徒歩1分。延床面積約1,000平方メートル。従前は一般社団法人の会員向け施設で、シャンデリアやカウンターなど従前の昭和が感じられる内装や設備を生かし、新しい要素も取り入れリノベーション。設計・監理は(株)オープン・エーが担当し、面白い人が興味を持ち集まる場となるよう、フレキシビリティに使える「余白」、きっちり作りこまない「隙」、コミュニケーションを誘発する「ノイズ」の3つを考慮した空間を創出した。設備内には、固定デスク36席と大小5つの会議室のほか、ユーザーが自由に働けるフリーワークスペース、プレゼンや大規模イベント、ミーティングなどに利用できるさまざまなフリースペース、キッチン&ダイニング、バーエリア、アートに囲まれた集中ブースなどを設けている。  13日の記者発表会で同社丸の内開発部長の吉田 誉氏は「従来のハードが先行する開発手法では時代を反映するソフトにうまく対応できない。今回、ソフトづくりを先行して、その上でハードづくりに取り組む新しい開発手法にチャレンジしていく」などと抱負を述べた。 https://www.re-port.net/article/news/0000061448