【特別コラム】羽田空港新ルートによる｢航空機騒音の経済的評価」｜細野透（建築＆住宅ジャーナリスト）

　羽田空港を利用する「飛行機の発着数」を増やすために用意された、「新飛行ルート」の運用が２０２０年３月下旬にスタートする予定です。 　新ルートを飛ぶ航空機は、新宿付近の上空で「約６３〜７０ｄＢ(デシベル)」、麻布・恵比寿・渋谷付近の上空で「約６８〜７４ｄＢ」、大井埠頭・大井町付近の上空で「約７６〜８０ｄＢ」といった騒音を出す見通しです。 　それについては、本コラムに２月１９日に掲載された、集中連載⑭「羽田空港への新飛行ルートがタワマンに及ぼす深刻な影響」で詳しく説明しました。 　今回は視点を変えて、｢航空機騒音問題の経済的評価」という、不動産に関わる人が興味を持つテーマに取り...