【特別コラム】「東京競売ウォッチ」2020年東京地裁競売市場の総括(2)|山田純男(ワイズ不動産投資顧問 代表取締役)

2021年1月28日 07時30分
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 先週に続き昨年2020年の東京地裁本庁の競売市場の総括をしてみたい。先週の本欄ではコロナ禍であったのにもかかわらず競売市場は対象物件の減少の中、高い競落率で推移したことを記した。  さて今年の競売市場はどのように推移するだろうか。そこで表1を見て頂きたい。昨年の配当要求終期の公告の件数推移で、これは競売の差押え件数とも言える。昨年の配当要求終期の公告総件数は1120件であったが、一昨年は1279件で159件、12.4%減少している。  コロナ禍での昨年春の緊急事態宣言による裁判所機能停止期間が影響したことはあるが、それを鑑みても少ない数字である。これは政府のコロナ禍に対処するため...
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