【特別コラム】「東京競売ウォッチ」タウンハウスは 人気薄か?|山田純男(ワイズ不動産投資顧問 代表取締役)
2021年4月15日 07時30分
第一種住居専用地域ではマンションの立案は難しい。それは低い容積率、高さ制限などによる。そんな中、第一種住居専用地域でマンション形式の住宅としてタウンハウスの供給が多くなされた時期がある。
セボンという会社はこのタウンハウスの分譲を多く手掛け業績を伸ばしたが、14年くらい以前にサブプライムローン破綻に伴う不動産不況で倒産に追い込まれた。それ以降、新築タウンハウスの分譲は多くなくなった。さてこのタウンハウス中古市場ではどういう評価であろうか。
3月17日開札で東急東横線「田園調布」駅徒歩約13分に立地するかつて先述のセボン社が分譲したタウンハウスが対象になった。平成14年11月竣...