【特別コラム】「東京競売ウォッチ」住戸条件が劣るも立地で一番人気か?|山田純男(ワイズ不動産投資顧問 代表取締役)

2021年9月30日 07時30分
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 既存のマンションでは建築当時の法規に適合していても、その後施行された条例などに抵触しているものがある。9月8日開札で東京メトロ丸ノ内線「方南町」駅徒歩約5分に立地するマンションがそれにあたる。このマンションが所在する杉並区では「住環境に関する指導要綱」が平成20年に施行されている。対象のマンションは昭和59年に建設され、現時点ではこの要綱に、 駐車場付置基準などに抵触し、条例上の既存不適格建築物である。  また対象住戸は専有面積約15.6坪の3DKであるが、DK天井中央には梁があり、一部居室の天井は斜めで天井高が低い。さらに部屋内の設備はかなり劣化していてフルリフォームが必要であろう...
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