【特別コラム】「東京競売ウォッチ」マンション1/10共有持分に多くの入札!!|山田純男(ワイズ不動産投資顧問 代表取締役)

2022年4月21日 07時30分
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 競売市場の特徴の一つに共有持分の売却がある。その発生原因は多くが身内の金銭トラブルであろう。通常金融機関は1物件の共有持分を担保にして融資を行うことはない。従って大抵は訴訟を経由した競売である。消費者金融などで返済不能となった場合に債務者の財産等を差し押さえる。それが不動産の共有持分であれば、それについて裁判を経由して差し押さえるわけである。しかしこういった場合実際に競売が実行されるケースは少ない。  というのも共有の相手方が大抵身内であり、身内がその共有持分を買い取るなどして債務を解消するからである。しかし、当の債務者が行方知れずなどになっていれば、こういった共有持分の任意処分はでき...
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