【特別コラム】「東京競売ウォッチ」平成バブル期を想起させる競落|山田純男(ワイズ不動産投資顧問 代表取締役)

2022年9月1日 07時30分
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立地のネームバリューがかなり高まっている。かつて平成バブル期においては港区のマンションは専有面積坪単価1000万円を超す例は少なく無かった。しかしバブル崩壊後は価格が崩れていった。アベノミクスによる大規模金融緩和が始まる前には価格は相当落ちていた。  さて7月21日開札で東京メトロ南北線「麻布十番」駅徒歩約4分に立地する専有面積約19坪の1LDKのマンションが競売対象になった。築26年のこのマンションなども10年前では専有面積坪単価250万円程度で売買されていた。総戸数24戸と小ぶりのマンションでもあり、同地域のマンションと比較しても低い水準の価格である。しかし今回は売却基準価額348...
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