【特別コラム】「東京競売ウォッチ」大使館敷地の分譲マンションが高上乗せ率競落|山田純男(ワイズ不動産投資顧問 代表取締役)

2022年9月8日 07時30分
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 平成バブル期(1986年)に分譲・建設された「ディアホームズ三田」は鹿島建設が施工、分譲した高級マンションで、現在ヴィンテージマンションとして扱われている。7月21日開札ではこのマンションの3階部分専有面積71坪の3LDKの部屋(約3坪の区分倉庫付)が競売対象となった。  このマンション、敷地の権利は地上権で、地主はイタリア国という変わったマンションである。地目は大使館敷地となっており、イタリア大使館の敷地の一部に建っていることになる。地代は敷地の固定資産税等を区分所有者で持分割合によって負担するというもので、所有権と特にコストは変わらない。地上権であるので更新料などは無く、地上権の登...
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