【特別コラム】「東京競売ウォッチ」2022年東京地裁競売市場の総括|山田純男(ワイズ不動産投資顧問 代表取締役)

2023年1月19日 07時30分
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 昨年2022年は東京地裁本庁の競売開札対象物件は表1のとおり前年比38物件(5.18%)減とやや減少した。そして売却率は99.57%と2021年比0.66%上昇し、ほぼ完売の状態であった。  2022年の年初での本欄ではアフターコロナによりゼロゼロ融資などの政府の金融支援の終了によって競売物件が増加する可能性を記したが、結局そうはならなかった。それはコロナ流行が収まらず事業者への金融支援は継続され、更に超金融緩和も続いたことで倒産件数が抑制されたためだろう。また2022年の倒産企業において不動産業の割合が低かったことも競売対象物件減少の要因と考えられる。  さらに表2東京圏(一都...
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