【特別コラム】「東京競売ウォッチ」2022年東京地裁競売市場の総括と今後の展望|山田純男(ワイズ不動産投資顧問 代表取締役)

2023年1月26日 07時30分
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 さて先週に引き続き昨年2022年の東京地裁本庁の競売の総括と2023年の展望を述べたい。先週2022年の競売物件の減少と競落水準の上昇についてその原因含め記した。その続きとしてグラフ1(※サムネイル)を見て頂きたい。競落1物件当たりの入札本数の推移である。これを見ると、2022年は2121年に比べると僅かながら低下している。競落水準が上がっているものの競争率は低下したのは、競売市場参加者が競売物件の減少と競落競争の激化から減ったのではないかと思われる。  先週も本欄で述べたが政府の金融支援策と日銀の超金融緩和策が引き起こした現象である。ただグラフ1を見る限り競落競争も天井に近いように思...
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