【特別コラム】「東京競売ウォッチ」占有妨害注意の1R競落|山田純男(ワイズ不動産投資顧問 代表取締役)

2023年4月27日 07時30分
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【2023年4月12日開札】  ・対象  28物件  ・入札  28物件  ・落札率 100.00%  ・総入札 297本  1990年代バブル経済が破綻して、競売物件が急増した折に競売市場に跋扈したのが占有屋である。当時は執行官に電気名義などインフラの契約関係の調査権限がなかった。そのため不法占有者が賃借権など偽装の占有権原を主張しやすく、現実に占有して明渡料を競落人に請求する占有屋が跋扈した。その後民事執行法改正がなされ執行官にインフラ調査権限が付与され、偽装の占有権原は主張しづらくなり、占有屋もなりを潜めたかにみえる。しかし、占有を偽装するケースは今もその例が聞かれ...
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