【不動産ニュース】中国の不動産バブル-日本のバブル崩壊の経験だけで類推するのは危険|ニッセイ基礎研究所

2024年1月12日 12時00分
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中国の不動産不況がなかなか底打ちしない。GDP統計を見ると、不動産業は2022年に前年比5.1%減と落ち込み、2023年もマイナス成長となりそうである。そして住宅販売は直近ピーク(2021年)の6割前後にとどまり、恒大集団(負債総額およそ48兆円)や碧桂園(負債総額およそ27兆円)といった巨大な不動産デベロッパーが相次ぎ経営危機に陥り、これを受けて新規着工は直近ピーク(2019年)の半分以下で低迷している。 こうした中国不動産市場の現状はバブル崩壊に見舞われた1990年代の日本と似ている面がある。第一に住宅が一般庶民の手に届かない水準まで高騰したことである。東京都発行の「東京の土地」によ...
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