【特別コラム】「東京競売ウォッチ」住宅融資詐欺の末路の競売|山田純男(ワイズ不動産投資顧問 代表取締役)

2024年6月6日 07時30分
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 先週の本欄ではかぼちゃの馬車事件の話を取り上げたが、その後社会問題となったのが、フラット35の悪用事件である。全期間固定金利での住宅ローンフラット35は自住用住宅に限って利用される住宅融資である。しかし、数年前この有利な住宅融資を賃貸収益目的の物件購入者に利用させ不当に高い価格で販売し、大きな利益を得る会社が横行した。そこでフラット35の債権者である住宅金融支援機構はこういった不当融資利用の債務者に対し融資金の一括返済を求めている。  5月15日開札では京急本線「立会川」駅徒歩約4分に立地する専有面積約15坪のテラスハウスが開札対象となったが、この物件がまさにフラット35不正利用物件で...
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