【不動産ニュース】首都圏中古マンション市場動向(2024年6月)~成約価格上昇と成約件数増加が継続。東京では新規成約率の改善と在庫戸数の減少が目立つ|ニッセイ基礎研究所
2024年7月30日 12時30分
■要旨
2024年6月の首都圏中古マンションの成約件数は前年同月比が13カ月連続で増加、成約価格は同49カ月連続で上昇となった。これに対して、新規登録価格と在庫価格は横ばい傾向にあり、売りに出された中古マンションのうち、「立地が良く築年が浅い」といった相対的に好条件のマンションを中心に取引が増加するなか、成約価格とのかい離が拡大している。
東京都では建築費の上昇などを背景に新築マンションの販売価格が上昇し、新規供給が限られるなか 、中古マンションへの需要シフトが強まっているようだ。一方、その他のエリアでは価格は上昇基調を維持しているものの在庫戸数が高止まりするなど、実需層が中心のエリ...