【特別コラム】「東京競売ウォッチ」階高による価格差広がる|山田純男(ワイズ不動産投資顧問 代表取締役)
2024年8月8日 07時30分
東京23区の新築分譲マンション供給戸数は減少傾向にあり、その分中古マンションへの注目が集まっている。中でもタワーマンション、とりわけ上層階のマンションの価値が高い。
7月10日開札ではJR山手線「大塚」駅徒歩約4分に立地する「ステーションフロントタワー」28階の2LDK、専有面積約25坪の部屋が対象となった。このマンションは築24年で、30階建てであり、対象住戸は上から2層目の上層階の部屋である。このマンションの売却基準価額は6864万円であったが、これに対し23本の入札があり、最高価1億690万円弱で再販業者が落札していった。落札価格の専有面積坪単価は428万円弱であった。
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