【特別コラム】「東京競売ウォッチ」2024年東京地裁競売市場の総括|山田純男(ワイズ不動産投資顧問 代表取締役)

2025年1月16日 07時30分
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 昨年2024年は東京地裁本庁の競売開札対象物件は表1のとおり492件で前年比49物件(9.06%)減であった。これで2009年にリーマンショックで前年比50%超増加し2948件となったのを頂点に15年連続で前年比減が続いたことになる。ただし減少幅は10%未満と急減した。(昨年は22%強の減少)いよいよ下げ止まりに近づいた感がある。  表2は1都3県の競落物件数であるが、これによれば、東京都、埼玉県はわずかに減少したものの千葉県、神奈川県では反転して増加している。また再び表1を見ると落札率が僅か1%未満ではあるが減少しており、10本以上の入札物件は全体の対象物件減少幅より大きく約16%減...
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