【不動産ニュース】 「事故物件」…不動産事業者のリアルな体験|R.E.port
2025年4月8日 09時58分

「事故物件」。過去に自殺や孤独死などが発生した物件を指すこの言葉には、今もなお市場での敬遠という厳しい現実がついて回る。2021年10月、国土交通省が「宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン」を策定し、告知基準が明確にされたものの、依然として取引は難航し、相場を下回る価格や賃料で流通することが多い。そのため、不動産業者やオーナーには大きな負担が強いられている。
実際に事故物件の現場で対応に携わった経験者からは、「発見時の強烈な匂いは忘れられない」「警察が来ることで野次馬が集まり、周辺対応が一苦労になる」などの声が聞かれる。また、「特殊清掃だけでは不十分で、床や壁をはが...