【特別コラム】「東京競売ウォッチ」法定地上権付建物が高上乗せ落札|山田純男(ワイズ不動産投資顧問 代表取締役)

2025年5月1日 07時30分
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 法定地上権は債権者が設定する抵当権が登記された時、既に土地の上に建物が存し、且つ土地、建物とも同一の所有権登記名義であった場合において、競売により建物と土地の名義が別々になると、その建物にその敷地に対して発生する。競売市場ではあまり見られない法定地上権物件ではある。ただ銀行等が競売により回収したい債権額より、競売対象の土地建物の価格がかなり上回る場合に超過売却として、建物と地上権だけが競売対象になることがある。3月12日開札で、東京メトロ半蔵門線「水天宮」駅徒歩約1分に所在する土地付建物がまさに法定地上権付建物(建物:築約25年鉄骨造2階建て延床面積約53坪、地上権対象土地:約25.5坪<幅...
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