【特別コラム】「東京競売ウォッチ」渋谷の土地共有持分が限定価格落札|山田純男(ワイズ不動産投資顧問 代表取締役)

2025年6月19日 07時30分
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 「隣の土地は倍でも買え」という格言は、隣地を取得することで現所有土地の価値が高まり、経済利益を享受できるので高く買っても損はない、ということを意味する。  これが土地の共有持分であれば、相手方の共有持分は隣地よりも購入によるメリットは大きい。5月28日開札では山手線渋谷駅徒歩約11分に立地する土地の共有持分が競売対象になった。この土地は約93坪あり、そこに今回競売対象ではない戸建てが建っている。競売対象はこの土地の共有持分26分の11であった。この共有持分の売却基準価額は1億4403万円であった。この土地は相続税路線価が1坪約500万円のところなので、そこから計算すると相続税評価額相当...
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