【特別コラム】「東京競売ウォッチ」バス便収益一棟マンション 上乗せ50%超で落札|山田純男(ワイズ不動産投資顧問 代表取締役)
2025年10月23日 07時30分
収益不動産の需要は純粋に長期運用を睨んだ投資の他、リノベーションをして短期転売の為というのがある。そしてもう一つは節税効果を狙った需要も大きい。節税対象の場合節税対象となる税はいくつかある。その中でも大きな需要を生むのは相続税であるが、売却した事業用資産の買い替えによる譲渡所得の繰り延べ狙いという場合もある。
9月25日開札では、東武伊勢崎線「竹ノ塚」駅からバス便の一棟収益マンションが対象となった。この物件は築36年の鉄骨造の7階建てで2~3DKを中心とした全23戸から成っている。満室想定で見込める賃料は月額で185万円程度、年収2300万円弱と推定される。
この物件の売却基...
