ミサワホーム 築36年の校舎を賃貸住宅にリファイニング|R.E.port
2018年3月5日 10時18分
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 ミサワホーム(株)は1日、専門学校校舎を賃貸マンションとして再生した「ASPRIME千代田富士見」(東京都千代田区、総戸数16戸)の関係者向け見学会を開いた。(株)青木茂建築工房との業務提携に基づき、老朽化した建物の耐震性向上・長寿命建築への再生を図る「リファイニング建築」で、1981年竣工の建物を再生した。  JR「飯田橋」駅より徒歩3分、敷地面積は467.07平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造地上4階建て、延床面積は891.29平方メートル。専有面積は28.12~57.55平方メートル、間取りはワンルーム、1LDK。賃料は13万~25万円。  旧耐震で構造耐力不足だった建物を、一部既存壁の撤去と耐震壁の増設などによって現在の耐震基準に適合させ、検査済証も取得した。既存の屋内階段は現行法に適合しないことから、既存室内階段を解体し鉄骨階段を新設。このほか、エレベーター新設およびバルコニー増築を実施した。  また、1階3,500mm、2~4階3,200mmという階高を生かし、1階には天井高3,100mmのロフト付き住戸も設定した。教室だった名残の大きな窓によって、全体的に開放感のある住戸デザインとなっている。  解体から竣工まで約8ヵ月、総事業費は約6億円。建物は今後、ミサワホームが長期的に所有・運用していく。本格募集の前ながら、法人などからすでに9件の申し込みが入った。3日以降、一般向けの内覧会をスタートする。  ミサワホーム経営企画部ソリューション課課長の川上太郎氏は、「試算では、この建物を新築する場合に比べ、2割ほどコストが削減できる。ストック事業を推進する上で、リファイニング建築による建物再生というメニューが提案できるのは大きな武器になる」と期待を寄せる。同社では現在、鳥取県で旅館の再生を進めており、今後も案件を積み重ねていく。 https://www.re-port.net/article/news/0000054890