公共施設のシェア利用|ニッセイ基礎研究所
2019年3月19日 15時31分

いつも通勤途中に横切る公園で、キャッチボールをする親子が目に入った。冬休みに入り、お父さんも休みが取れたのだろう。親子で楽しそうにボールを投げ合う姿は微笑ましく、通りかかった者の気持ちを和ませてくれた。子どもはまだ手元がおぼつかなくて、父親はどこに飛んでいくかわからないボールに注意を向けていた。
キャッチボールをするには、周囲に気を配る必要がある広さのこの場所、実は公園自体は広い。この脇にはネットがあり、ネットの向こうには広々とした空間がある。何だと思われるだろうか?実は野球場である。
誰も利用していない公設野球場の周囲で、親子は周りを気にしながらキャッチボールをしていたのだ。野球...