都道府県別にみたホテルの稼働率予測ーインバウンド拡大に伴う建設が進み、一部地域では供給過剰も|ニッセイ基礎研究所

2019年4月11日 16時14分
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1―はじめに 訪日外客数は2018年に3,000万人を突破した。今後も増加が見込まれ、宿泊需要の高まりが期待できる。一方、現在宿泊者の8割以上を占める国内旅行客は人口減少が下押しに効いてくる。そこで本稿では、国内旅行客・訪日外国人の宿泊施設の利用動向から2020年、2030年のホテルの客室稼働率を試算し、過不足状況を予測した*1。 2―試算の概要・前提 試算の概要・前提を図表1に示した。需要サイドの訪日外客数は政府目標である2020年に4,000万人、2030年に6,000万人を想定している。国内旅行客の延べ宿泊者数は、性別・年齢別の将来推計人口と宿泊日数を基に算出した。 供...
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